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御座敷梅林 青輝園の歴史
樹齢数百年の盆栽が物語るように、青輝園の歴史も「江戸中期」
享保年間(1716年)頃の創業と伝えられています。当時は「菱屋」
の屋号で親しまれ、立花藩の庭師をしていたそうです。
嘉永年間になると三代目、田中米蔵によって青輝園の基礎が形
成されます。その頃までは庭師をしながら色々な盆栽を趣味で収集
していました。もちろん盆栽の梅もその中に有りました。
そして明治になり田中亀蔵により、現在の屋号「青輝園」が誕生し
果樹苗、庭園樹、の生産が始まります。
大正、昭和にかけては、田中正一により盆栽「五葉松、花梅」に力
が入れられました。
家屋の方は、明治、大正、昭和、と3回立て換わっています。現在
家屋は民家で、昭和8年に建築、当時普通の家で数千円の時代約
一万円で建築されました。
その、後田中博樹から克治受け継がれ現在も、樹齢二百年から三
百年の五葉松、花梅、庭園樹、が数多く残されています。
御座敷梅林の由来
御座敷梅林の梅は、江戸中期の頃より代々伝わってきた梅を趣味
で自宅の御座敷に飾り、知人をよんでお茶をのんでは楽しんでいまし
た。そのうち、一般の方々が数多く見えられるようになり、「是非一般
公開して欲しいと」と言う皆様の声で昭和37年数社のテレビで初め
て公開されました。
現在では、その伝統と由緒のある御座敷に、樹齢数百年、数百種
の古い梅の盆栽が所狭しと並べられ、その美しさ、木の古さ、梅の
香りには皆様圧倒されるでしょう。
また、別棟の大型盆梅展示館には、鉢の大きさ1メートル以上、高
さ2メートル以上の大型盆栽がたくさん展示されています。皆さんび
っくりされるでしょう。
さらに、広さ2000坪の広い園内には、世界最大級の五葉松の超
大型盆栽やたくさんの種類の古い盆栽が数多く展示されています。
見応え有ります。
2階部分は、梅の展示の他、歴史資料の展示、ギャラリー、休憩
所、売店になっています。ぜひご鑑賞下さい。
時代による商号の変化
江戸時代−菱屋商店 明治時代−田中青輝園
大正時代−青輝園種苗場 昭和初期−青輝園園芸場
昭和中期−青輝園本店 昭和後期−お座敷梅林青輝園
平成現在−御座敷梅林 青輝園